引き込みヒューズの破損。

作業場の冷蔵庫のコンセントは使えるのに、
照明、壁のコンセントが使えなくなったと言うT様宅に行ってきました。

とりあえず、状況を聞いて見ると、蛍光灯交換したくらいから
スイッチを入れても蛍光灯が点いたり消えたり、壁のコンセントが使えなくなったり。
そんなおかしな現象起きはじめたとのことです。
但し、冷蔵庫のコンセントだけは使えているそうです。


・・・あまり、経験したことのない現象で...動揺を見せないよう、
取りあえず、分電盤で片相(赤-白、黒-白)ごとに銅バーのところをテスターであたってみますね、とT様に伝えて、調査作業開始。

赤-白は100V、黒-白は0。
冷蔵庫だけが使えたのは、生きている方の相(赤-白)に繋がっていたからだと、ここで分かりました。

後は、その手前どこで、一次側(電源方向)方面に追っていて、黒線が断線しているかを調べるのみです。


リミッターのところであたってみても、同様で
メーター器一時側でも同様でした。


電柱のところで凝視してみると、


#緑と赤で囲ったところが引込ヒューズ。
#よく見ると、下の赤で囲んだヒューズが黒く破損しているのが分かると思います。
あれ。片相のヒューズが破損していました。


聞くところによると、電気が使えなくなったのは、ちょうど風の強い日にだったそうです。
この辺りは、風の通り道らしく、トタンやらいろんなものが飛んでいたらしいので、たまたまそれがヒューズに当たったのでしょうか?


すぐに東京電力様に連絡して修理依頼を今日してもらう手はずを付けました。


引き込みヒューズが飛ぶことは、殆どありません。
電気の使いすぎ、ショートでも、その前の屋内安全ブレーカ、漏電ブレーカが落ちるので。

それでも、当店が伺ったお客様の中でも、今年に入ってから2件発生しています。


電気屋さんのように、テスターを持っていれば、分かるのですが。
このように分電盤手前の一時側(電源側)が原因する電気の不具合は一般のお客様にとっては、原因の分かりずらい問題だと思います。