いきなりの調査、改修は現場で動く自分を試されます。


まぁまぁ年季の入った制御盤です。


盤全面は錆びきれてる箇所もあるし。
雨水にも負けず、よく今まで稼働してくれたことでしょう。


だけど。
スイッチ入れれば、漏電ブレーカが落ちる。
今回の原因は違います。


昨日の日曜も訪問。
ロータリースイッチうまい具合で回せば、落ちないカモのはずが。




原水ポンプのマグネットでまず落ちます。


マグネット、2次側外して。
そして、対象負荷をメガーで計って確定します。


そんな作業中。


A畜産さん。働いてる、中国人研修生さんと得意のアニョハセヨー。
じゃなかった、そっちは韓流。ニイハオで御挨拶。


毛さんとは、もう顔なじみなので、昔覚えた緩い日本なまりの、中国語。
そして、精いっぱいの自分のジェスチャーで、毛さんの言いたいことも気づけます。
笑顔で、毛さんも、精いっぱいな日本人の自分の言いたいことも気づけてもらったようです。


こんな川里なのに、国際交流、素晴らしいですね。


聞けば、まだまだ、不具合箇所は、別にあるみたいです。
大忙しですね。でも嬉しい。


毛さん曰く。
コンプレッサーがタマに、調子が悪くなるそうです。
多分、自分の拙い中国語読解力からすると、
毛さんの言いたいことは、そんなところです。でしょう。



コンプレッサーの電磁開閉器は、サーマル切れる寸前でした。


格通りのマグネットでしたが、
起動時の後の通常運転時でもサーマルオーバー寸前値までも。
経年で、モーター負荷がかかってきたのかな。



マグネットスイッチは、手持ちの3.7kW用へ交換です。


ベアリング、モーターのほうに原因はありますが、
今回は、電気屋側で対応しておきます。



最後にもう一個。



スクレーバが単相運転だった訳。


モーター側切り分け、その根拠は見えた。
稼働モーターにケーブルが接触して、1線擦り切れていたわけです。



調査のスキルは、恥覚悟での場数の経験値

15時からの訪問で、すべてはその原因を日暮れ、
2h程度の時間で明らか、可能な限り、対処できて。
満足して、事務所へ戻れば、酒が飲めます。


調査とその原因究明、とりあえずの対処のいろいろ。
電気工事屋さんし始めは、お客様の手前、原因、分からなかったら。
あたふたした、自分を出しちゃったら、自分がみっともない。
そんな感情を感じていたのを思い出します。


ガムシャラに、まずはお客様の要望に。
まずは赴いてみる。
そしてそこから、自分で恥をかく覚悟で、調べてみる。
一つ一つが、自分の研磨する
材料なのですね。


これは、自分は専門外なんですよね。
ちょっと、時間をもらえますか?
それが言えない、地元で生きる、
電気工事屋さんで、鍛えられたのでしょう。
今となれば、他との比較はしてませんが、
電気工事屋さんへ転身した濃い、9年程度だったようです。


専門内で一流は素晴らしいですけど。
言ってしまえば、悪い言葉になりますが、
それしか自信持ってできないと、今後のお付き合いで逆にお客様が困ってしまう。


電気工事屋さんだったら、電気の専門。
お客様は思っていますからね。


毎回毎回、その機会を与えられることが、逆にありがたい。
そう感じられるようになれば、
自分は、電気工事屋さんながら、成長していけるでしょう。


広く薄く。なんでも。
まぁまぁ。

現場。

まぁ。なんだかんだ言っても。
現場外で、自分で頭で知識で得ることも、本当に大事。


現場が出来れば...知識なんてって言葉は自分は嫌です。
それをないがしろにして、職人さん自身の言い訳を作っているように見えてしまう。
言うなら、知識も、現場もですね。
その先で、言う言葉もあります。


基本となる、内線規程なりが生きてくる。
一つの建前となるものは、電気工事屋さんの前提と思っています。


だけど、ここまでOKかどうか。人に物が伝えるようになるには。
現場で恥を何回もかいて、判断できなかったら、現場で恥をかく覚悟で先輩に聞いてね。


知識を前提に、、恐れない、実務経験の回数ですね。
たぶん。知識じゃなく。


端的に、言葉でまとめれば。
電気工事屋さんは、一番重要なのは、ノウハウかもしれません。
それについては、後述談。