電気工事屋さんの道具シリーズ。
ここから暫くは、自分の電工腰袋に刺してる身近な道具から紹介していきます。
1発目は、これ。
マーベル社 MVA-1A、ワイヤーストリッパー。
VVFケーブルってご存知でしょうか?
宅内配線でよく見かける中が2芯や3芯で平たい電線のことです。
これ剥くのに使ってます。
ワイヤーストリッパーを腰袋に入れている電気屋さん、すべてではないと思うのですが。
自分はこれ必須。
3年前、電気工事屋さんになって初めて戸惑ったのは、VVFケーブルを剥くこと。
昔からの電気屋さんなら、電工ナイフ使って横線入れて、縦線入れて。んで、外皮を剥ぎ取って。中のIV線は、ペンチでするっと。
傍目に見ると簡単にそうに剥いていたんですが。。。
自分がやってみたら、剥けるには剥けるのですが、時間が掛かりすぎて・・・。俺、ギブ。
そのうち、電工2種の試験が差し迫ってきて。
実技の電線皮剥きどうしようと心配なっていた頃、
その年から、ワイヤーストリッパー使用可、なったの知って、速攻購入しました。
VVFケーブル挟んでハンドル握るだけ。
簡単、1発ポン。
これだけで外皮の皮剥きも、外皮の中のIVケーブルの皮剥きも、出来てしまいます。
このストリッパーは、VVF1.6×2、VVF1.6×3、VVF2.0×2の3種の電線に対応。
(たまに遭遇するVVF2.0×3は、電工ナイフの手剥きで対応してます...)
活線も、皮剥きできるように、もち手の部分はビニールテープ巻いています。(内川電気仕様)
経験でカバーできない部分、道具でカバーできるのなら道具で、と初めて意識した思い出深い道具です。