屋内配線でロスなら、天井裏へ。


スッキリポール上の既設のUHFアンテナです。


既設のUHFでは、取付高さが低くて、
この取付位置では、地デジの受信はNG。
その判断が、昨年度までに出ています。
スッキリポール取付ですから。


その受信に関しての改善に、
取付高さ、その位置が既に限定されてしまっている環境となります。
出来る作業といえば、その取付環境にて高性能アンテナへの上積みに限られてしまうのが痛いです。


スッキリポール上では、取付高さ不足の件もあり、
アンテナの取付に関しては、
2F屋根上の設置方針となりました。



2Fの通気口から入線します。


スッキリポールの一次側配線ケーブルでは、
行って戻っての天井裏のブースターまでの配線距離が多くなってしまいます。
分配器、ブースターの取付箇所を確認して、
これは、屋根からストレートで最短距離で張り直し。



熊谷市原島F様 児玉局方向の景色(完了)。


前橋局受信も予想していたのですが、
LS20への変更で、児玉局受信でバッチリでした。



熊谷市原島F様 アンテナ工事完了。


アンテナ設置と、ブースターへの入力を済ませて。
さて、TVで確認してみると、スキャンで拾えたものの
全体的にTV端末での出力電圧が低いです。
アナログについては高い電圧で、地デジ帯域のみ低い。



天井裏の分配器。


2Fへの出力は3分配のアウト。
そのどれもが同じような傾向でしたので、分配器の不良かと思ったのですが。
確認した分配器出力は、問題なくレベルが出ています。


ならば、その原因突き詰めをと。天井裏上って、配線チェックしても、
それとなく問題となるような個所は見当たらないです。
ならね。考えるよりも、壁内通しての張り直し。


1か所試しに試みてみたら、これで大幅に改善です。
レアケースですが、これ端末までの配線不良なのでしょう。
残り2F2か所も張り直しをと...。


と作業途中に分かったことですが、
TV端末付近の曲げ半径が急で、芯線が弱々になっていたのがその原因臭いです。


1Fへの2か所端末へは、端末での送り配線です。
これは、分配器の壁内への埋込配線へ変更。
但し、1F和室TV端末での出力は改善出来ませんでした。
これは、途中ケーブルの損傷なのかな。


2Fから、1Fへのケーブル隠ぺい再配線の必要と。結構厄介なケース。
それでも、隠ぺい配線ルートまではみてありますので、この作業は次回訪問時に。


F様宅は、新築時から、TVの映りが悪く。これで精いっぱいですね、引き渡され。
その後の改善に、後で見てもらった電気屋さんに
ダブル、トリプル連結ブースターで改善?して頂いたようですが。


今回で大元原因がすっきりはっきり出来たようです。
自分もすっきり。