スカイツリーテスト送信時に、画面が真っ黒です。

数年前に、地デジ対応工事をさせていただきました。
お客様です。


最近のスカイツリーテスト送信時に、ほぼすべてのチャンネルが
映らなくなってしまう、そのご連絡を受けていました。
前提としては、放送事業者の無償対応をしていただけるそうなので、
出来たら、移行センターさんへ問い合わせをお伝え、二度ほど業者さんが来たそうです。


でも残念ながら、その対応が、余り宜しくなかったようです。
来ても症状は、テスト送信時に変わらず。


そして、実費はかかってしまいますけど、当店へ再度ご依頼いただけました。



再訪問です。


今日は、1hのテスト放送時間がとってありますから、
その日を、その時間を狙って、30分前には到着です。



スカイツリーテスト送信時に、画面が真っ暗です。


これ見た瞬間に、笑ってしまう。
1時きっかりに始まったテスト放送。
本当だ。まったく映らないです。



TV端末でのCNとBER


酷いです。
これでは、映るわけがない。


屋根上に上がってわかる。



アンテナ直下で73dBオーバーです。


以前工事した際には、LS14TMHまであげての50dB付近をうろうろ。
それが、ここまでアンテナ直下で受信レベルが上がっています。


その為。



ブースター出力で105dBオーバーです。


ブースターの過入力飽和が原因ですね。


ブースター出力は、チェッカー見ながら、95dB程度まで絞っていきます。
これだけ、強くスカイツリーから電波が飛んできてしまうと、
出来れば、Min状態まで絞っても十分なのですけど。


後1ヵ月?5月中まで、東京タワーの受信がしばらく続きますので、
そうもいかず、現在の視聴可能状態を保ちながら、それ以降の
スカイツリー移行後、その受信環境を意識しておく。


めんどくさいなぁ。



加須市上崎K樣 東京スカイツリー方向の景色。


アナログ時代を含め、東京タワーからの地デジでは、
高圧線の影響かな?難視聴地域でした。
それが、ここまでレベルが上がってしまうのは、この受信方向の景色のせい。


対応業者さんも、現状レベル見れば、なかなか想像できなかったかな。
でも、来たなら2回訪問ですから、どっちかの業者さん。
屋根上上がって、少なくともブースターは意識してほしかったです。


戻って、当店作業。
これで調査、改修完了〜、のはずが、
居間のテレビレベルで見ても頼りない。



片相だけ、かなり入力が少ないです。


閾値の35dBも割っています。



2つの3分配器の親は、1分岐器でした。


これは、対応業者さんが、接線式の分配器とともにつけていったそうです。
試験放送前の、屋根裏の下調べ時に目にして、分岐ですか〜。
でも、入力レベルが十分あればね。自分で意識、お客様へはご説明。
交換の必要もないかと思っていたのです。


これは、やむなく、東京タワー状態のブースター出力レベルが低い為、2分配器へ交換です。
両相とも、視聴可能レベルに。


まぁまぁ。今回、移行センターで訪問された業者さんの、調査、対応内容も残念です。
確かにね。訪問した際に、テスト放送されていることが、稀ですし。スカイツリーから電波出てないのに、対応するにも何をどうするのよ、お客様が話していたのもその通り。


でも、何度か対応作業に来るなら。
頭でイメージしてね。分配器交換するだけじゃなく。


お客様からの話を聞けば、聞くほどやっぱりかと。
なにより、移行センターの大本が、引き継ぎ情報の共有が、まったく、上手くいっていない。


2度、対応業者さんが来たそうですが、別業者さんだったそう。
一度目の業者さんがそのまま再訪だったら、2度目は、別業者ペアだから事情が説明するのも、最初からだったそう。
何だかなぁ〜、阿藤海


慌てて、突貫つくりでそれはそれで。
やってますよのポーズで現場がバタバタ。
元締めが、お役所意識じゃ、みんなが困っちゃう。