越境受信は、ブースター入れて判断します。

今日は、上尾市にて。
いつもは、当店エリア外です。
お話を聞き、楽しそうなお仕事ですので、今日は特別。


現状は、千葉テレビMXテレビ、在京民放キー局、NHK、そこまで。
前橋局方向に向けたアンテナで、群馬テレビが不安定なようです。
お客様のご要望は、これに、群馬テレビの安定受信です。


東京タワー方向は、LS14TMHをと。
前橋局方向は、ローバンドLS20TMHを敢えてと。
前橋局の大半は、UHF帯域の上のほうで、一見チョイスミスですが、
群馬テレビに関しては、19chのロー帯域。


お客様、よく分かっていますね。



上尾市瓦葺H様 前橋局方向の景色(完了)。


一見は、特に障害物はない。
上尾市ですから前橋局からの距離、
そして、1.8mマストの取付高さの、低さが効いているのでしょう。
不安定なそうです。


現調時は、当店のバケット揺らして、上下ふらふら。
3.66mのそのトップ。
そこまで、持っていけば、お客様の受信環境でも
受信できるめどはできましたので、そのお話をします。


ただ、当店のLCN3の受信レベルは、35dB以下ですね。
UHFアンテナ直下で測った、受信品質も、E-2,E-3レベルです。


ただこれは、マスプロさんの測定器の特性で受信レベルが低くなると、
CN,BERとも低くなってしまうものなのでしょう。




上尾市瓦葺H様 アンテナ工事完了。


今回は、いつもは当店ではやらない。
反射板潜って、混信しちゃう恐れもあります。
東京タワー側と、その反対前橋局との混合です。
そして、その後一発目のUU混合もある。
ここで、せっかくの前橋局も混合損失、多分-4dB程度でロスとしてしまうでしょう。


そのため。



2つのブースターと、2つのUHFミキサーです。


いつもは、電通なしのW7Fあたりで、混合後を増幅ですが、
今回は、前橋、東京タワーそれぞれを、MXHUDで混合。
MXHUDに関しては、入力両端子電通にできるので、
それぞれを、ミキサーの際に生じる損失前に、
2つのブースターで増幅してしまおうという作戦です。


一番下の残り一個のUHFミキサーの意味は、
スカパーを変調器で、UHF波に変調しているそう。
お客様、深いですね。



上尾市瓦葺H様 東京タワー方向の景色(完了)。