無理な条件でも、ちょっともがいてみます。


既設の操作・制御盤です。


これを2つの盤へ、一部の機能をリプレイス。
横文字使って簡単には書きますが、これは泥臭いです。
気づいていました。



三基計装さんの天窓開閉装置「らくてんか」RT202Sと
誠和さんの自動カーテン制御盤「LSメイト」。


既設の対象は、
遮光カーテン×2、保温カーテン×2、側窓下×2、側窓×2。
上の制御を、この2つの制御盤の2セットへと。


メーカさん保障。本来、1対1へのリミット制御、モーターへの稼働電源供給のはずですから。
叫びたくなる。あいやいや〜。確実に足らないですね。


おととい、急きょTELより夕方訪問して、まずは当日は、話を聞いて現状確認してみる。
マニュアル、既設盤配線図もらって、昨日の休みに一読して、それは気づいていました。
ああ。簡単な言葉言えば、盤の発注ミスです。


まぁまぁ。出来ないは出来ないなりに。
出来ない言うのは、電気工事屋さんなら、誰でもできる。


普通に、メーカーさんのいう理屈は置いといて、
現状出来る限りもがいてみて、これが現状、精一杯なのですよ。
現状の動作確認。それを示せば、納得してもらえるのかと思いつつ。
暗い気持ちで久喜へ。農場試験場へ向かいます。


それでも、天井カーテンは、
二つを一緒に、それの条件も、既設で見えて何とかOKかと思えたのですが。



天井カーテンのリミットスイッチ。


片方向の動きしかしなかったので、
共通端子が、間違っているのかと思い、確認。


ここで、午前中につまづきます。
思い通りの動きをできず、一瞬焦る。
でも、一服すれば見えてくるものです。


よくよく考えれば、制御盤側のリミット線を
読み間違えていただけでした。
情けない。こんな時こそ焦っちゃだめだ。



既設の操作・制御盤の端子台です。


なんじゃこりゃ。
既設の端子盤は、この本数ですから。


配線図をコツコツ追っていきます。
動作確認しながら、端子番号追って。


後で気づけば、横にずれて、読み違えてただけのよう。



側窓のモーター。


今日の最敵は、こいつとそれを、操作する、
新たな盤、RT202Sです。


午前中は、電源とモーターへの稼働配線、後はリミットを
盤側で、つげかえればいいのに。
RT202S自体、いや、モーター側にもマグネット載ってませんよ。


マグネット載った既設の盤の機能を生かしつつ、
RT202Sの言いたい機能、仕様を生かさなければならないようです。
これは、また参ったな。また、俺、悩み過ぎてさらに剥げちゃうよ。
40後半までは、一般人通り、頭髪見た目で逃げ切りたかったのに。



そうだそれ。
こんな時こそ、当店の得意、アドリブ番長を自分の中で呼んでみます。


まずは、端子番号を、仕様書から追いながら、動作確認してみる。
そして、同時稼働、一方のリミットで開閉動作を稼働しなくなければならない、
その足かせもある。どこまでなのかと。


まずは、閉動作でのリミットは、
扉を壊してしまう恐れもあったので、閉動作リミット位置から信用で、
そこから、稼働はStart。二枚の側窓を動かす方針へ。
開に関してのリミットは一方のリミット信用で。
これでいければ、2枚の側窓の制御が一つにまとめられる。
頭数は、限られているので、これはありがたい。


設備屋さんと、自分も、電気屋さんながら、稼働状態を見ながら、右往左往。
それでも、何とか道は見えました。
隣温室の残っているのでそれを含めて、また再訪となります。


なんだかんだ言いつつ。
Fケーブル引っ張っているよりも、こんなの、現場でもがくの楽しいですね。