お客様のことが見えない工事屋さん。

今日は、再訪問となります。


年越しまであと少し。
そんな時にお電話いただきました。


その頃、作業スケジュール的には、目いっぱい。
工事のご依頼は翌年以降の頃でしたが、お話を聞けば酷い。
まずは、年末際際になってしまいますが宜しいですか?



下が大晦日に仮設で取りつけたU204Gです。


屋根リフォーム会社さんが作業したことで
一旦、アンテナを取り外ししたそうです。
下請けの電気屋さんがアンテナ再設置をしたそうですが、
何度来ても、TVの受信ができなかったそうです。それも数週間もと。


そんなお話を聞いてしまうとね。
まずは、大晦日は、仮設設置でもTVを見れる環境を作りましょうとの訪問でした。
小雪降る中で既設の3.66mトップのUHFアンテナは、ブースター入力ケーブルで測って、
方向調整しても、改善できる値じゃないです。
その為、その日は写真の通り、マスト中段でも受信できる前橋局向け仮設アンテナを設置です。


それでも、今晩紅白を見れる環境はできたでしょうか。


児玉局とは言え、行田市とは言え。
その電気屋さんがつけたLS14TMH。
ローバンド、それをLS14TMHで狙ってこの測定値はないですね。
たぶん、接触不良または、UHFアンテナ給電部の異常でしょうか。
その判断は、大晦日の時点で出ていました。



LS14TMHでの受信不能の原因。


その通り、給電部、ケーブルネジ止め不足でした。
芯線部が、隙間が空いちゃっています。


不良少なくするのは、芯線部からのネジ締めですね。
芯線部のネジ止め。それから、ケーブル引っ張って
まず間違いなくつながっているのか確認する癖にしています。


多分、その工事屋さんも、薄々それは気づいていたのかも知れません。
でも、折角建てたマストを横倒しするのが億劫だったのかも。
そうですね。確かにお客様の屋根は急勾配ですし。
でも、お金を頂いて、作業しているのに、その理由を見てしまえば言い訳でしょう。



接栓リングが4C用?


うん。
アンテナメインで動いてる当店では、
3C,4Cとひと通り持ち歩いてますけど。


まぁ、5C接栓しか無ければ、そうしてしまうかも。
この辺は、自分の中でも、許容範囲内。


でも、この辺も怪しい。
そう感じたのなら、接栓は作り直しを。



行田市若小玉K様 東京タワー方向の景色。



行田市若小玉K様 アンテナ工事完了。


お客様のお話では、その電気屋さん。


屋根が急で登れない。で足場を掛ければ、うんだらかんだら。
TVが見れないのに、ほかの現場に行っちゃって。
電気屋さん、うまく受信出来ず、何度も来たんですよ。
何人もで。


まぁまぁ。
ゼロにゼロをかけても、それはゼロなんです。


それを以前に。


お客様が困っているのならば。、それも自分の仕事のせいならば。
その為に、数週間もTVが見れない生活を強いている。
そう感じるならば、なんとかしなくちゃと考えるはずなのに。
ああ。自分の方が、腹が立ってきた。


職人気質はいいんです。大いに結構です。お客様の顔を想像できればね。
でも、結果が伴わない。
単なる下職さん、下請けさんの意識なのでしょう。


作業で満足してちゃ、そこまでです。
下請けさんでも、まずは、自分のお客様のことを見えなきゃね。