エコキュート電源とそれに伴う電灯幹線増設工事です。
今日はエコキュート導入に伴う工事です。
エコキュート単体なら、既設の幹線はSV14張って有りますから、
これで足ります。メーター二次側すぐで分岐すればいい話です。
でも、今後オール電化ということでIH導入をされた場合、
それでは、電灯電源が今の幹線じゃ足りなくなってくる。
二度の東電申請もかかってきてしまいます。
2種類のお見積もりをお客様には提出し、
今回は、エコキュート電源工事とともに
今後のIH導入を見据えた電灯幹線の張替えも行うことになりました。
まずは一発目は、屋根裏に上る。
電灯幹線の通線の為に天井裏を這い蹲る。
これが今回の一番の仕事。
UBと勘違いしていた風呂は、UBじゃなかった。
それでも二階が乗っかっていなかった、一階の周囲の軒付近にスペースがあったのは助かった。
押入れの上覗いたら、まずは筋交い入っているし。これをエスパー伊東なみの軟体で交わす。
そして屋根裏では、ここを半周、屋根裏梁に、足をかけつつ、
手は、懸命に天井の木を掴んでいる。
まるでクリフハンガーのよう。一つ間違えば、天井を落とす。
屋根裏作業って、地味です。そして決して綺麗な仕事でも有りません。
でも、電気工事屋さんは、こんな身体能力の高さを必要とされるのです。
あとは、体のスリムさと。
これには、食べても太らない損な体質、生まれながらに感謝しています。
何とか、屋根裏の現場にたどり着いて、
外から差し込んだCV幹線を分電盤に落とします。
毎回、毎回。生還して、自分を自分でほめる。
CV22×3の通線が終わりました。
分電盤裏のボードを少し開口して、無事に分電盤から出ています。
引込接続中。
手には、もちろん低圧黄色ゴム手袋です。
遮断するブレーカがあるわけでは無し。
些細な一枚の写真ですが、
毎回、神経使って接続しています。
電気工事屋さんは、命がけでもあります。
そして、今日の大事な仕事はもう一つ。
電線に樹が覆い重なる。
今回の御客様の引き込みDVは既に、木に覆いかぶさった状態でした。
これは危ない。東電さんのチェックも入りそうです。
東電幹線は少し上ですが、TELケーブルの幹線も隠れた状態でした。
なら、お客様にお借りしてチェーンソーを持ち出します。
気分は昼間から、ジェイソンです。
本物のチェーンソーを持たせてもらったら、うきうきしている俺。
はたから見たら、変質者です。
チェーンソーは初使いです。
ただ、その怖さは分かっているので、必要以上に気を使って振り回す。
ザックザックと、切れていく、枝に快感を覚える。
これストレス解消に持ってこいっすよ。
もっと、さっぱりと。もっとさっぱりとって。
高所作業車を持ち出しておいて、こんな高いとこ切る機会もなかなかないでしょう。
せっかくですから、ザックリ行く。
見た目は本職さん、庭師さんには遠く及ばないです。見た目も悪い。
だけど、枝がスッキリ。
これなら当分、電線にかかることないでしょう。
本来の御見積内容にないようなことです。
でも、御客様に喜んでいただける。だから体が自然に動く。
この辺は、自分がサービス業をやっている、
そう思う所以です。
