行田市谷郷で試験測定。

内川電気ホームページをご覧になって、谷郷のS様、お問い合わせいただきました。
ありがとうございます。


谷郷って...この前のK様の実地測定結果から、悪いのは分かっている。
その際判断したのは、この地域では、LS14TMHではそれでも、力不足ってこと。
今回は、その素子数の多い最近発売された、LS20TMHで実地測定に望みます。


この分譲地での、5時での待ち合わせ*1
S様と会って、世間話をしばしば。
谷郷地域が電波状況が悪いって事、S様も承知されているようです。


だからこそ、当店の腕の見せ所?
是非ともこの環境で地デジとってみたいな。



受信方向の景色です。
大きな障害物は、見当たらないようなんです。
でも、地デジ電界は低いのです。


右には、マミーマートを見る形となります。



屋根上で、LS20TMHで測定中です。


U204Gでチェッカーが動かないチャンネルあるのは分かってる。
だから、今回の実地測定では、最初からLS20TMHを持ち出しています。
これで、映らなかったら、ケーブルTV加入お願いします。
S様に伝える、その文句を屋根上で、測定結果を見るまで用意していました。


どこの電気屋さんも、この地域は地デジはまだ早い、
そう考えているであろう、地域でしたから。


レベル的には、40台前半のチャンネルもある。
それでも映ってもおかしくは無い、レベルですが。
地デジ電界弱いことで、少しのノイズにも妨害されやすい。
ブロックノイズが発生してもおかしくない。


いつもこの瞬間は、俺ドキドキです。思わず、漏らす一歩手前です。やばいです。
実際に、当店試験用地デジTVで映してみました。
そして、視聴結果は・・・



ご苦労様です。LS20TMH。お前は結構偉い。
すべてのチャンネルOKです。
後述の測定結果を見てもらえれば分かるのですが、
この20素子のTMHだからこそ、こここまでやっと取れたのでしょう。


この前の、電気工事屋さんの集まりで聞いたこと。
谷郷だったら、群馬にもアンテナ回してみたらどう?
実際に、今回群馬方向にも、一周ぐるりと向けてみましたが、
1chのみの測定でしたが、30dB台止まりでした。
やはり、群馬に比較的近いこの地域ですが、
東京タワーの出力*2と、群馬局*3の出力の差が出ているのでしょうね。
http://www.uchikawa.ne.jp/an/800/


最後に、S様ご夫妻に、地デジ画像をご確認していただき、
最初は、近所の様子聞いて、この地域ではケーブルTVしかないかと
諦めていたようでしたので、今回の結果には、大変喜んでいただけたようでした。
そうですね。一般的に、まだ地デジは映らない、と言われる地域で映して見せる。
お客様もそうですが、それより、俺が一番嬉しくなってたりします。


そのハードルが高いほど。俺燃えてくる。
やっぱり、俺、Mなのですね。


引越し早々、TVが見れない生活も寂しいものです。
お蔭様で忙しい今夏ですが。
来週初頭に工事するように努力してみます。

そうです。今日、LST20MHが当店試験用アンテナにデビューしました。

今までは、試験用アンテナは、U204Gです。
このアンテナでもいいんです。
普通は、ちょっと地デジ視聴に安定しないレベルで試験結果が得られたら、
それは、その上位、LS14TMHで工事をしましょう。
そのご提案をしていましたから。


ただ、行田の谷郷地域のような「映らない」と言われている地域。
このような限界地域では、U204Gでは映るか映らないか、判断できなかったのでした。


結構高いアンテナを、試験用アンテナに...
勿体無いと思われる人もいるかもしれませんが。
これ一本用意して地デジTVに直結繋いで、これで映らなかったら地デジ諦めてください、
お客様に自信持って言えます。*4


一本くらいUHFアンテナの最終兵器。
それをテスト用で当店でも用意しておいてもいいでしょう。



LS20TMHとU204Gの長さの比較。
右下には、長さの目安に、倉庫で飲み終えたヱビス<ザ・ホップ>を置いてあります。


U204Gよりも、少し長いですね。
それよりも、素子がダブルになっているので、立体的に大きいです。
反射板も立派なので、比較にならないくらい、重くなっています。




LS20TMH全景。アメリカンサイズ。立派です。


LS14TMHは、本体は、箱から出してそのまんま反射板をつけての形でしたが。
LS20TMHは、本体が長い分だけ2分割。



困ったこと、一つ。
テスト用アンテナとして、当店高所作業車に常時装備しておくのは難しそうです。
素子は、多くて、それそれぞれが細い。
とりあえず、組み立ての形で倉庫に置いておいて必要があるお客様の状況であれば
実地測定に持ち出す形にします。


最近のアンテナ工事腰道具。

一枚とって見ました。
最近のアンテナ工事腰道具です。


軽作業車と、アンテナ工事高所作業車。
備えている、腰道具を別にするのは、前からなんです。
だけど、高所の屋根上、道具は最小限にしたほうがいいと思っていました。
出来るだけ、軽装備にしたい。
だから、ポッケに使う分だけの道具を押し入れて作業してたりしてましたが。


これじゃ、安全帯掛ける場所が無い。
安全第一の当店ですから。
しっかりした、安全帯しなきゃいけませんよ。



最近の腰道具。可愛いです。


しっかり、藤井電工さんの安全帯を使っています。
安全帯掛けも、片掛けですが当然装備しています。


見える腰道具袋に以下が入っています。

  • ペンチ
  • プライヤー
  • 小プラスドライバ
  • ビニルテープ
  • カッターナイフ
  • LEDライト

その他の使いそうな道具は、高所作業車棚の道具袋、またはバケット内のBOXに入っています。


屋根上作業での腰袋は出来るだけコンパクトに。
使う道具は限られているのですから。


今までの電工腰袋では駄目なんです。
袋から、挿してのドライバ、ペンチでは、何かにぶつかって
落とすこともある。そして、そのリスクが大きすぎる。


袋の中に雑多ですが、
すべてをカインズホームで買った、プロらしくない小さな腰袋に入れ込んでいます。


コンパクトに、シンプルに。
だから屋根上でも小回り効きます。
かなり今の自分のお気に入りです。

*1:こちら都合で、時間ずらして頂きました。申し訳有りませんでした。

*2:10kw

*3:100w

*4:その上のLS30TMHもありますが、30素子クラス(軽自動車全長車体クラス)なので、実際の運用には耐えられるお宅はないし。LS20TMHとの利得特性との差も、殆ど有りません。