後から、隠ぺいLAN工事のキモは、通線ルートの確保です。

昨日の、加須市南町のお客様から、アンテナ工事とともに、
LAN工事をご依頼いただけました。


お引越しされた、ご新居には、事前の配管は、ないですし。
なんだかんだで、新規引き回しで困難な作業です。


建物の作りから、配線器具ばらしても、
そのまま釣り名人で通して進まない。
それは、現調時に分かっていますので、逆にワクワクします。


1F 2か所の2F3か所の合計、5か所、当然すべて隠ぺいでね。
まぁ、切れのいいドリルと、自分の建物構造の勘あれば、何とかなるでしょう。


お打合せ時は、LANの方の、お打合せ、現調を重視しました。
出来上がっている、ご新居ですから。
配線ルートあるのか。それとも、出来るのか出来ないのか。



光のONU設置予定場所の壁。


ここから始まります。
屋外から、ここへあらかじめTEL配管は来ていました。
ONUでいったん受けて、5部屋への送り
LANモジュラーを設置する予定です。


まずは、その反対側にある、1F床下へ潜って探ってみます。



床下作業は、前回登場した、内川電気 3号車の出番です。




床下作業の様子。


平らなルートは、3号車の台車に体を預けられますが。
ベタ基礎に、横たわっている水道管、ガス管が有りますので、
半分は、台車から離れて、作業時は、こんな体勢になります。
作業服は、ほこりでべっちょり。




上から抜く前に、ガス管を確認します。


そして、床下に厚く敷き詰められていた、
断熱材は、カッターで一時撤去します。


ここは、5回線が来ますので大きめのドリルで、
壁内を上から穴あけです。



メインから、フレキシブルビットで穴あけ、
釣り名人をさし入れます。



ガス管避けて、釣り名人が出てきました。


ここまで予定通り。
1F部の2か所に関しては、同様に、壁内を床下へ
抜く必要がありますが、この実績から、
作業のイメージ、そのルートは見えてきました。


次は、1F〜2F間の通線ルートの確保を。
お客様宅には、隙間は、当然ありませんので、新規にルートを確保する。




1FのUB上から、2Fへ。
梁を斜めにあけていきます。


何度も、何度も、UBと上の部屋の位置関係を確認してね。
えいやと。いい角度で開ければ、UB上の部屋の外壁との隙間に出るはず。



UB上の部屋の状況です。上へ、下へ、釣り名人。


UBからの無事貫通完了です。



そして次は、2Fの天井裏。


1Fの穴あけ。通線ルート確保で、ひとまず安心。
午後は、釣り名人、2F屋根裏からでぼちぼちだべ。
そう、作業予想図を描いていたので、少し作業工程は、
各作業手間取ります。


2Fは、LANケーブルおろすだけだべ。
思ってみたら、とんでもない。



午後の2F通線も苦労します。
梁まで、ボード+コンパネビッチリです。


通常、在来であれば、2F天井裏から、
壁内部が見えるのですけど。
ここも、慎重に穴あけ、上から。


でも、ご新居。
気密性は、いいはずです。
でも、電気工事屋的には、やりにくい。



2Fから、1Fへ。


想定長さであらかじめ切って、ここでワンクッションでひっぱります。



2Fからの3本は、まとめてUBと壁との隙間からおろして。



UBの隙間から、釣り名人が出てきた


最後に、1F周りを仕上げていきます。



恐々、1F床下から、斜めに穴を開けます。



1FLDK 壁間から出てきました。



TV端子下に、LANジャックが、つきました。



最終、TEL配管のところで作業です。



LANメインの最終は、こんな感じです。



何気に時間がかかって、朝09:00スタートの、17:00過ぎての完了です。
途中、地元への緊急対応有ったとはいえ。
もう一人、二人作業なら、もう少し楽に、隠ぺい作業で来ただろうなぁ。