アナログの映りが悪いのは、携帯基地局の影響でした。

まずは、妻沼地域です。



熊谷市妻沼H様の既設UHFアンテナ。


お電話のお問い合わせで、アナログの映りが
年末から悪くなったそうです。


訪問した日中は、何とかですが、
それでも細かいメダカノイズっぽいのが出ています。
アナログの映りの改善は、
地域受信環境で決まってしまうことが多いので、あんまり自信がないです。




熊谷市妻沼H様 児玉局方向の景色。


受信方向は、案外開けている印象です。
地デジの方は、妻沼地域のH様宅では受信可能なようです。


現状の宅内の映りと、アンテナ直での映りが異なり良好であれば、
宅内要因、そうでなければ外部要因。これでしたらどうしようも有りません。


これをお客様にお伝えして、
まずは、屋根上でTVで視聴確認調査をさせていただきます。



アンテナから直結です。



バケット内でアナログ画像の視聴確認中です。


13型の小さい画面ですので、ハッキリとそう判断出来ないのですが、
宅内の細かいメダカノイズは見当たらないようです。
目を凝らしてみてみても、明らかに受信レベルが不足している、ザラついた画像印象のみです。



いろいろ、ブースターを弄ってまずは、
ブースター増幅レベル過多によるものかと、UHF利得ツマミを若干下げて、
そして、これもONにしてみました。



携帯カットスイッチ - UBCB33S。


お客様から改善できましたよ。との声です。
どっちの効能なんでしょう。
思ったら、携帯送信局の影響のようです。
UHF利得ツマミは、Maxにしておかないと若干ざらつく映像に宅内もなっていました。


お客様と携帯で連絡を取り合い、携帯カットスイッチのON/OFFでアナログ映像が
悪化<->改善を繰り返すことをつかめました。



携帯送信基地局


多分、これですね。
児玉局方向から、左横に見える基地局です。
何時から設置されたのか、お客様にお聞きしても分からないそう。


H様だけと言うことはないでしょうから、
この地域でも数軒は影響受けているでしょうね。



熊谷市柿沼へ移動です。
地デジ対応に伴う、お打ち合わせです。



熊谷市柿沼S様の既設アンテナ。


受信方向は、前橋局でした。


地デジが映らない以前に、引越しされ、
持ってきたTVの映りがアナログでも悪い。



アナログが映りが悪いのは、分波器が原因でした。


TV裏を覗いて、これはすぐ分かりました。


これですね。
昔のUHF-VHF分波器でUHF側がフィーダー端子形式でしたので、
VHF側端子がTVにつながれていました。
前橋局からのUHF受信が分波器でカットされてしまったようです。
ケーブルを交換して、改善にいたりましたが、
そして、地デジの受信の方。


こちらは、ケーブルを交換しても
チャンネルスキャンで映らないですね。
受信品質が損なわれてしまっています。


それでは、屋根上へと。
測定アンテナ直での受信は、問題ないようです。



軒下下についていた分配器。



分配器直で測定です。

分配器の二次側で測定です。
ブースターを通した後での受信品質が大幅に崩されているようですね。



熊谷市柿沼H様 東京タワー方向の景色。


受信結果はこちらは、頑張れば、何とかかなぁの印象でした。



熊谷市柿沼H様 前橋局方向の景色。


熊谷でしたら、出来たら、やっぱりこっちですね。
テレ玉は視聴されないそうですので、こちらからの受信の方向になりそうです。