ブースター電源にハマる。

吉見町のA様は、内川電気ホームページ経由でお問い合わせ頂きました。
ありがとうございました。



既設のアンテナ VHF,UHF,FM。


これをまず撤去ですが、そのままじゃかなり重そうです。


一人でアンテナ撤去には、欠かせない道具です。

支線を切る前に、マストキーパーで固定。


アンテナ立てるのは、1.8mのマストなら
何とでも出来るのですが、撤去は意外と難しい。
支線を切るのも、3.66mマストですと、天辺の支線は、
一旦マストから離れる必要がある。


こんな時に、本当に役立つ道具です。



そして、ここまでアンテナ骨は、伐採しておく。


ここまでアンテナを撤去してしまえば、撤去移動の際も
バランスよく屋根上で持ち運べます。


そして、アンテナ設置のほう。
始めは、A様前の前の道に高所作業車を置いて作業しようと思ってた。
ですけど、道が細いせいでその反対側の空き地にはみ出して、
道をまたいで、バケットを屋根上に持ってくる形になります。


これでも十分なのですけれどね。
ハシゴじゃなく、屋根に上る手段があるだけで、十分恵まれていますから。


でも、屋根に上って改めて見つけました。

裏の空き地です。


これは、見逃せない。
お客様にご確認を取って、作業がやり易くなりました。
屋根上の作業の際も、バケット。
これがが設置箇所のマストのすぐ近くまで持ってこれる。
屋根上のベースキャンプが、バケットなんですね。


作業もそうですが、安全も確保できます。


既設の支線釘は、ステンレスでまだまだ使えそうですが、
一応、打ち直しをしました。
その為、



既設の支線釘も使っての
中間は6本、トップは4本の支線取りです。


トップは、新規支線釘から。
そして、中間は既設から4箇所、新規から2箇所取る形にしました。
これなら、どんな台風にも耐えそうな、マストが出来上がりました。



吉見町御所A様 東京タワー方向の景色。



吉見町御所A様 アンテナ工事完了。


はい。
屋根上作業は無事完了です。


後は、ブースター電源の設置のみ。
今までが、UV混合器の作りですから、結構手間取る経験があるのですね。


リビングから始まって、すべての端末に、
ブースターの電源部を挿して見ても電源が通らない。
2Fの点検口を覗いて、一番分かりやすい2F和室に電通を変えてみましたが、
挿した瞬間に、電源ランプが消える。ショートです。



屋根上からのIN外したら、ショート状態は直ります。
自分の作ったブースター接栓が間違っているのかと。
ブースター本体が故障しているのかと。
何度か確認の為、宅内、屋根上を行ったり来たりです。


初めてですよ。考えずらいですが。
どう考えても、分配器来るまでのショートですね。
これ。そういえば、2F屋根に転がっているケーブルは、
ペンキか何かで、樋にくっ付気味ではありましたが。


どこがショートしているのかを調べるのよりも、
張り替えちゃった方が、一番早い。
この時期にもなってくると、外は真っ暗ですし。
このままじゃ、TVが映らないですからね。


張替え作業を行って、OKOK。
視聴確認にたどり着けました。
ブースター電源通って、チェッカーから受信レベルが出てきた瞬間は
ただほっとした、感動です。


既設のアンテナ交換、そして今までブースターを使ってない環境で、
ブースター電源通すのは、案外手間取るんです。


一発でうまく行く勝率、半々くらいでしょうか。
今回は、分配器も分かりやすい所についていた分配配線ではありました。
今から10年前くらいに建った家は、送り配線も多いです。
これも一発目の端末見つけるの、見つけるのが手間取りますから。
建築図面に書かれていれば、一発なのですが
TV配線図は、ハウスメーカーさんでもなかなか記載されていないことも多いようです。


最後に、お茶を頂いて、現場を後にしました。
実はA様は、同じ電気工事屋さんです。
その中で違う分野ですが、同じ業界からのお話は、
自分の今後に確実に為になります。


ありがとうございました。