電灯30A→50A増設工事。

K様の電灯契約は、30Aでした。


以前訪問、工事した際、K様分電盤の大元電源30Aは、気にかかってしました。
今は、50Aが標準ですからね。


既設幹線は、8sq×3です。
30A→50Aとなると、幹線張替え工事なってしまい、大工事となってしまう。
まずは、回路増設して電子レンジと炊飯器その専用コンセントを増設。
それで、様子を見て見ましょうというお話になっていました。


それでもやはり、大元電源の増設が必要だったみたいです。
今年の夏は、例年にない猛暑で落ちまくりだったようです。
それでは、電灯幹線14sq×3で幹線張りなおしましょう。
これで、60Aまで増設できます。



既設の分電盤です。
一番左に見えます。緑の30Aのリミッターが付いています。



今回取り替える分電盤 コンパクト21 BQWB35102。
最近は、このコンパクトサイズの分電盤が標準になりました。


まずは、幹線の張替え作業がひとつの山です。
ゆっくり落ち着いて。
まずは、一服してルートを慎重に決める。
これで、見栄え、一日の作業が決まるのですから。


二人で協議の結果、こうなりました。
分電盤からメーターボックスまでのルートは、斜向かいです。
そこまですべて隠蔽というと、2Fの部屋の床と1F天井の隙間が無く無理そう。
でも、屋根裏1F廊下ルートは這ってでもいけそう。
実際、2回路増設工事の際にはその実績があります。


玄関までは隠蔽配線で。
それから先は、申し訳無いけど、外部露出配線となりました。


それでは、どっちが天井裏担当となるか。
これは、自動的に自分になります。

理由:以前K様宅天井裏は潜っているので、実績あるから。


ですが、これ1年以上も前です。
ビールで下腹出始めている今は、自信はありません。


屋根裏でケーブルキャッチャーを操る。


上がる前は、いやいや、言いながら。
自分から手を上げる。ダチョウ倶楽部上島竜兵
這いつくばって、前進です。
天井下地の木を踏み外すと、石膏ボードですから、天井から足が落ちる。
この辺は熟練の技が求められます。


屋根裏での自分の気分は、いつも
ダイ・ハードブルース・ウィリス気取りです。
こんなトコ来なきゃよかった。チクショーって。
それでも、天井裏で生き生きしている自分がいます。


廊下途中まで行って、ケーブルキャッチャーで穴を開けたところを狙う。
そして、14幹線を引っ掛けて分電盤まで引っ張る。
思った以上にスムーズに完了です。
さすが、俺。頑張れ、俺。



幹線張替え中。


自分は一休憩中。
こっちは、お任せです。


地上では、KENT1を吹かし、一つ大きな仕事をやり終えた自分がいます。



一時側*1、二次側*2とも幹線が張り終わりました。


メーター器と幹線ケーブルの接続方法は昔から、変わっていない。
差込式でトルク掛けすぎると今にもねじ切れてしまいそうなマイナスネジで二点止め。
そしてメーターカバーの隙間が少ない。
メーター周りのSVケーブル処理に、手間取るのです。
なんとかなるようなら、何とかして欲しい。


メーターボックスもカバー式のモノに交換してあります。
工事する東京電力さんの工事担当者さんもやりにくいだろうに。



交換後の分電盤。


スッキリパネルの分電盤は、その名の通りスッキリ仕上がりました。
増設BOXで飛び出ていた安全ブレーカも一つの分電盤に収めました。


今日は、引込委託工事で無いので
後日、東京電力さんが訪問工事となり、
リミッター50Aへの交換、電柱〜受け点までの張替えを行って工事完了となります。



そして、近くのS社様、夕方寄りました。
この前金曜日は左官屋さんが、物置の床基礎塗ってたようですが、
今日は屋内部分の床下地造作中でした。


来週になれば、床も出来上がっているでしょう。
それから電気工事を始めましょう。


こうゆう倉庫は、職人さん同士のバッティングが少なくて嫌いじゃないです。

*1:受け点〜メーター

*2:メーター〜分電盤